話題作を送り続けるアニメーター、『新海誠』の作品を紹介

若者たちから絶大な支持を集める稀代のクリエイターである『新海誠』さん。彼が描いた監督作品を見たという人も多いでしょう、それは何処か心を打ち、ただ漠然と見るだけでは理解できない、そんな心象心理を見事に描いている作品が多い。このサイトではこれまで公開された彼の作品を紹介・考察していきます。

言の葉の庭から見える苦味

年長者と年少者

雲のむこう、約束の場所・秒速5センチメートル、そして星を追う子どもと話題作を放ち続ける新海監督の作品が、2013年にも公開されました。この時期、筆者は身辺が少し騒がしかったこともあって知らなかったが、後になってこんな作品があったのかと情報を漏らした事を後悔したものだ。何せ配役もそうだが、内容がこれまでと同様に美しい風景とともに、日本の梅雨をキレイに描き切った作品となっているからです。

それがこの『言の葉の庭』と呼ばれる作品だ。この作品もまた公開以前から話題を集めていましたが、何よりすごいのが日本だけでなく中国や台湾、香港で同日同時上映した。3年前の話ですが、その頃には既に新海誠というアニメーターは世界の、日本のアニメーションファンではお馴染みの人気監督として祭り上げられていたのです。

満を持して公開された今作ですが、どのような概要になっているのかもここでもまずは見ていこう。

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作品で鍵となる『雨』

今作で重要なのが『雨』だ。作中では全体のおよそ8割は雨のシーンで構成されており、映画が公開された時期が丁度梅雨に入る直前だったこともあって、リアルタイムでの季節感が楽しめる作品となっています。また雨は主人公とヒロインが出会うための合図でもあった。互いに約束などしていない、いるかどうかも分からない相手に会うためには雨が降るしかない。そんな不器用な物語が開幕します。

これまでは同年代の少年少女が中心的でしたが、今作では高校生の主人公と社会人で公園で飲酒していた女性とが織りなす物語がメインとなっている。ではまず、今作のあらすじから紹介していこう。

あらすじ

『秋月孝雄』は雨の日は決まって一限の授業をサボって、進路として定めている靴職人としての修練に励んでいた。雨の日はいつも訪れる公園の休憩所を訪れるが、そこには先客がいた。本来禁止されている飲酒をしている、昼間からビールを飲んでいた『雪野百香里』と出会うのだった。明らかに仕事をサボっているユキノと奇妙な出会いを果たすタカオ。たどたどしくも邂逅する2人、やがてユキノがさろうとするとタカオは思わず、また会えるかと尋ねる。

彼女は言った、『雨が降ったらまた会えるかもね』と。

約束などしていない、そもそも連絡先すら知らない間柄なのに、何故か2人は雨の日の午前中に決まって公園で話をするようになる。タカオは進路のための靴制作でユキノの足をモデルとした彼女の靴を作ろうとする中で、仄かに年上で不思議な魅力を持つユキノへと恋心を抱いていった。

やがて雨の季節は過ぎて夏がやって来る、もう逢えないのだろうかと思っているときに予想外の場所で2人は再会を果たす。そこでタカオはユキノが置かれている状況を把握するのだった。

実力派声優を招いて

今作の魅力といえば、やはり声優だ。主演のタカオを演じているのは星を追う子どもでシュンとシンの二役を担当した入野自由さんが担当している。引き続いての続投というが、メインはなんといってもヒロインだ。ユキノ役には若手声優の中では屈指の実力と人気を誇り、業界で今一番その声を耳にする機会が多いと言われる『花澤香菜さん』となっている。これだけで筆者は見ようと思ったくらいなので、人気の高さは言わずもがなだ。

ただ花澤さんが演じたユキノは新海監督曰く、年齢が25歳以上のキャスティングにしようという前提で推し進めていたという。当時まだ23歳だったが、立候補することで花澤さんが役を射止めたものの、起用理由として『一番良くわからなかったから』と監督は答えています。その言葉が意味するものがどこへ向かうかは監督のみぞ知るといったところだ。

27歳が23歳を演じられないという考えなのかもしれませんが、世の中には30後半の男性声優が15歳の男子高校生を演じるということを繰り返している声優界で、実年齢を取り上げる必要はないのではと思うのは筆者だけだろうか。

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リアルな一面で

今作も現代ベースに物語が展開している。前作のファンタジー色が強い世界観とは打って変わって現実の、本当にありそうな日常風景が特徴的だ。タカオが目指す靴職人というものを目指している男子高校生がリアルにいるかどうかはさておき、ユキノが追い込まれている立場は妙に既視感を感じる。