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音楽OP : ガラスの仮面 / 芦部真梨子
ED : パープル・ライト / 芦部真梨子
キャスト/製作陣声の出演: 北島マヤ (小林沙苗)
声の出演: 姫川亜弓 (矢島晶子)
声の出演: 月影千草 (藤田淑子)
声の出演: 速水真澄 (森川智之)
声の出演: 桜小路優 (福山潤)
声の出演: 姫川歌子 (勝生真沙子)
声の出演: 北島春 (宗形智子)
声の出演: ナレーション/源造 (中江真司)
声の出演: (瀬戸奈保子)
監督: (浜津守)
原作: (美内すずえ)
アニメーション制作: (トムス・エンタテインメント)
アニメーション制作: (東京ムービー)
キャラクターデザイン: (平山智)
音楽: (寺嶋民哉)

第1話 千の仮面をもつ少女

マヤの中に演劇の才能を見出したのは、往年の名女優・月影だった。だが、マヤ自身はまだ自分の才能に気付いていない。そんなある日、マヤは舞台のチケットを手に入れるために過酷な挑戦をすることに。

第2話 ビビの仮面

初めて見た生の舞台に夢中になったマヤは、学校祭の芝居に出演することに。だが、マヤが演じるのは皆の笑い者になる少女の役だった。月影は演技とは役になりきり、役の仮面を着けることだとアドバイスする。

第3話 逃げた小鳥

劇団オンディーヌのレッスンを覗き見していたマヤは、無理やりパントマイムの練習に参加させられてしまう。マヤは逃げた小鳥を探す演技を開始し、周囲の失笑を買う。だが、亜弓だけはその才能の恐ろしさに気付く。

第4話 炎の階段

女優になることを決心したマヤは、家を出て月影が創設した劇団つきかげの寄宿生となる。最初は娘の才能が信じられず、強引に連れ戻そうとした母親だったが、月影が本気であることを悟り、娘を託す決意をする。

第5話 限られたセリフ

レッスンを始めたマヤだが、ほかの練習生と反応が違い、皆の笑い者になっていた。そんな時、4つしかセリフが言えないエチュードが行われ、見学に来ていた亜弓がマヤの相手を務めることになる。

第6話 あたしのべス

劇団つきかげのお披露目公演が「若草物語」に決まり、マヤは三女のベスを演じることになるが、ベスの気持ちになりきることができず、うまく演じられない。そんなマヤに月影は1週間ベスとして生活することを命じる。

第7話 紫のバラ

マヤは「若草物語」のクライマックスで、ベスが高熱に苦しめられる芝居がうまくできなくて悩んでいた。マヤは公園で一晩中冷たい雨に打たれ、ベスと同じ苦しみを味わおうとするが、40度近い高熱を出してしまう。

第8話 風の中を行く

「若草物語」は観客には大好評だったが、批評家からは酷評を受ける。劇団つきかげを潰そうとする真澄と小野寺の陰謀だった。さらに月影に資金を提供していた青柳プロの社長とのスキャンダルまで書かれてしまい…。

第9話 新しい美登利

劇団つきかげと劇団オンディーヌの演目は同じ「たけくらべ」だった。亜弓の美登利を見たマヤは自信を喪失してしまう。月影はそんなマヤに、亜弓に勝つためには新たな美登利を作るしかないと語る。

第10話 たけくらべ 二人の美登利

亜弓は原作に描かれた通りの完璧な美登利を演じ、観客を魅了した。だが、その次に演じられたマヤの美登利は、今までにない新たな魅力で観客を引き付ける。亜弓はマヤに恐ろしさすら感じていた。

第11話 春の嵐

劇団つきかげのメンバーは、名古屋で行われる全国大会に参加した。だが、小野寺が大道具や小道具を破壊。さらに、メンバーの乗ったトラックを故障させ、マヤ以外の出演者は足止めされてしまう。

第12話 一人きりの舞台

マヤは相手のセリフなしに自分の演技だけで相手の存在を感じさせるという方法で、14人もの登場人物がいるはずの舞台をたった1人で演じきった。観客はマヤの演技に魅了され、マヤの舞台は大好評を博すが…。

第13話 あした草

劇団つきかげは解散した。マヤたちはオンボロアパートで共同生活を始め、新たなる一歩を踏みだす。だが、マヤたちの演劇への情熱は薄れなかった。マヤは生活費を稼ぐため、TVの端役を演じることに。

第14話 宿命のライバル

端役で映画に出演したマヤは、渾身の演技で監督を魅了。1カットだけだが、マヤの生き生きとした表情が映画館の巨大なスクリーンに映し出される。一方、亜弓も女優としての幅を広げるために新たな役柄に挑戦する。

第15話 罠

病気が悪化した月影になるべく負担を掛けずに、劇団員たちとの共同生活を維持しようと、マヤは舞台の仕事を探し始めた。たまたま訪れた栄進座で、座長の菊子に目をつけられたマヤは舞台に立つことに。

第16話 舞台あらし

月影の見舞いに訪れた菊子は、マヤは端役でも観客の目を引き付ける“舞台あらし”の宿命を持っていると語る。その頃、栄進座の舞台を見た東洋劇場の会長は、「嵐が丘」の子供時代のキャサリン役にマヤを推薦する。

第17話 嵐が丘

「嵐が丘」の舞台でマヤは自由奔放なキャサリンを演じて大評判を得る。だが、マヤが演じる少女時代のキャサリンは大人のキャサリンとうまく繋がらず、結果的に本編の評判を落とすことになってしまう。

第18話 人形の役

劇団つきかげは劇団一角獣と共に、設備もろくに整っていない粗末な地下劇場で公演を打つことに。月影はマヤに座っているだけの人形役を演じることを命じる。喋ることも動くことも禁じられたマヤは役作りに苦しむ。

第19話 外れた仮面

結核で山奥の療養所に入院していたマヤの母親が行方不明になった。マヤは捜しに行こうとするが、舞台の本番が迫っていた。母親のことを案じ続けるマヤは、人形の役なのに本番中に泣きだしてしまう。

第20話 すり替えられた台本

本番当日に「夢宴桜」という舞台への出演が決まり、亜弓と共演することになったマヤ。だが、マヤに嫉妬した劇団員によって台本がすり替えられ、マヤは話の内容も分からぬままに舞台に立つことに。

第21話 炎のエチュード

「奇跡の人」のヘレン・ケラー役のオーディションに臨むことになったマヤと亜弓。マヤは山荘にこもり、目隠しと耳栓をしてヘレンになりきろうとする。一方、亜弓は養護施設のボランティアをしながら役作りに励む。

第22話 奇跡の人 最終審査

ヘレン役のオーディションが始まった。第1次審査はオモチャで遊ぶ演技、第2次審査は食事の演技だった。オーディションの参加者たちは、それぞれに壮絶な演技を繰り広げる。そして、最終審査は…。

第23話 対決! 二人のヘレン

マヤと亜弓はダブルキャストでヘレン役に挑むことになった。亜弓は完璧なヘレンを演じ、マヤは稽古とは全く違う動きで自由奔放にヘレンを演じる。アニー・サリバン役の歌子は最初、マヤのヘレンに戸惑うが…。

第24話 華やかな迷路

マヤはヘレン役で演劇芸術祭賞の助演女優賞を獲得した。授賞式の会場で、月影はマヤと亜弓が「紅天女」の主演候補であることを発表。マヤはさらなるステップアップのため、TVドラマ「天の輝き」の主演に挑戦する。

第25話 天の輝き

真澄の率いる大都芸能は、マヤを売りだすための一大キャンペーンを開始。人気女優への道を歩き始めたマヤは、同時にドラマの共演者であるアイドル・里美茂に、今までにない心のときめきを感じ始める。

第26話 マヤを狙う影

「天の輝き」の収録中、大ケガを負いそうになったマヤは、共演者の里美に救われる。これを機に2人の思いは急激に接近していく。そして、マヤが迫真の演技を見せるにつれ、嫌がらせは収まったかに見えたが…。

第27話 見えない落とし穴

結核を患うマヤの母親は、マヤとの感動的な再会を演出しようとたくらむ真澄によって、病院に軟禁されていた。だが、真相を知り病院を抜け出した彼女は、辛い長旅の末にマヤの主演映画の上映館の前を通り掛かり…。

第28話 女優失格

母親を失ったショックで、マヤは茫然自失。付き人ののりえはそんなマヤを陥れ、仕事に穴を開けさせて、自分が代役に名乗り出る。のりえはマヤに取って代わるために、計画を進めていたのだった。

第29話 カーミラの肖像

マヤを陥れたのがのりえだと知った亜弓は、のりえの主演舞台「カーミラの肖像」への出演をあえて希望する。亜弓は圧倒的な演技力でのりえを打ちのめし、本物とニセモノの違いを嫌というほど見せ付ける。

第30話 100万の虹

大都芸能との契約を破棄されたマヤは、劇団つきかげの仲間が待つアパートに戻った。だが、月影はマヤが仲間と一緒に舞台に立つことを許さない。どうしても芝居がしたいマヤは、学校の体育倉庫で一人芝居を始める。

第31話 一人芝居

「女海賊ビアンカ」の大好評により、マヤは次の一人芝居「通り雨」に挑んだ。見事に演じきったマヤは、またも大好評を受ける。そんなマヤの前に、紫のバラの人の代理人と名乗る聖唐人という男が現れる。

第32話 真夏の夜の夢

亜弓の芸術祭大賞の授賞式で、月影は「紅天女」の後継者は亜弓だと宣言する。絶望するマヤだが、もし2年以内に同等の賞を受賞すれば、マヤにも後継者への挑戦資格を認めるという条件がつけられる。

第33話 野外劇場の奇跡

名門・アポロ劇場の使用を断られた劇団つきかげと劇団一角獣は、野外劇場での上演を決定。アポロ劇場の支配人は、劇場の収容人数よりも多くの観客が集められれば、次回は使用を認めると約束する。

第34話 マヤの挑戦

劇団つきかげと劇団一角獣の仲間たちは、大都芸能の主催する舞台に出演することに。だが、真澄によって1人だけその公演から外されてしまったマヤは、亜弓主演の舞台「ふたりの王女」のオーディションを受ける。

第35話 アルディスとオリゲルド

「ふたりの王女」の主役は、光り輝く太陽のようなアルディスと、氷のように冷ややかなオリゲルドの異母姉妹。当然、亜弓はアルディス、マヤはオリゲルドだと思われたが、月影はあえて逆の配役を主張する。

第36話 冬の星座

マヤは亜弓の家で生活し、亜弓は劇団つきかげの地下劇場で生活して、何とか役を掴もうとする。そんな2人を月影は巨大な冷凍庫に閉じ込め、物語の舞台となる北欧の寒さを実感しながら芝居をするように命ずる。

第37話 ふたりの王女 前編

いよいよ「ふたりの王女」の上演が始まった。牢獄に監禁されていたオリゲルドは、アルディスの代わりに敵国に嫁ぐと申し出て、ようやく自由の身となった。アルディスは自分の身代わりになった姉に感謝するが…。

第38話 ふたりの王女 後編

国王が亡くなると、オリゲルドはアルディスの母と祖父を暗殺未遂の罪で処刑。アルディスも牢獄に閉じ込める。それでもまだアルディスはオリゲルドを信じていたが、オリゲルドは国王を毒殺したのも自分だと告白する。

第39話 紫の影

アルディス役が好評だったマヤに、多くの出演依頼が来た。だが、マヤは自分に合う役を見つけられずに迷う。そんな頃、黒沼龍三という演出家が自分の舞台「狼少女ジェーン」への出演をマヤに依頼する。

第40話 狼少女ジェーン

演出家・黒沼の厳しい指導の下、マヤは「忘れられた荒野」の主役・狼少女ジェーンの役作りに励んでいた。だが、公演を主催する演劇事務所の社長が意見の対立する黒沼を見限り、急きょ別の芝居の上演を決定する。

第41話 野生の心

出演者の大半に去られ、演劇事務所の社長から解雇を言い渡された黒沼は、素人たちを集めて「忘れられた荒野」の稽古を再開する。マヤはこの芝居で賞を取り、紅天女候補の資格を得る決意を固めるが…。

第42話 芸術祭への賭け

ジェーンの野生の心を見出すために、マヤは1人で山の中を彷徨。泥まみれになりながら、ついにその真髄を掴む。密かにマヤに肩入れする真澄は、次なる演劇「イサドラ」の打ち入りパーティーでわざとマヤを挑発する。

第43話 忘れられた荒野

いよいよ公演の初日。ところが大型台風が直撃し、交通機関がストップするほどの大雨となった。劇場には観客が訪れず、マヤたちは公演中止を覚悟して意気消沈したが、その時無人の客席に真澄が現れる。

第44話 無限の舞台

「忘れられた荒野」は大評判となり、全日本演劇協会の審査員は、芸術祭への参加を再検討すると約束した。しかも黒沼は同じ台本、同じ役者で上演期間中に演出を何度も変え、全く違う芝居を展開して、観客を驚かせる。

第45話 都会の星

2人の主役候補を得て、「紅天女」は演劇協会の主導により上演されることが決定する。そこには真澄の意向が反映されていた。真澄が「紅天女」にこだわるのは、義父・英介に対する復讐からだった。

第46話 梅の谷へ

マヤと亜弓は月影から紅天女の演技指導を直接受けるために、紅天女の故郷・梅の谷へと向かった。2人は月影から、紅天女を演じるためには「風・火・水・土の4つの要素を理解する必要がある」と申し渡される。

第47話 恋の炎

月影が2人に与えた次の課題は火の演技だった。亜弓は赤い布を使い、炎のように激しく舞うことで火を表現する。マヤは偶然出会った速水英介の示唆によって、八百屋お七を演じることで恋の炎の激しさを表現する。

第48話 夢の一夜

マヤと真澄は紅天女の伝説が描かれた社で雨宿りすることに。寒さを凌ぐために、小さな小屋の中で体を寄せ合ったマヤと真澄は、甘美であると同時に、それ以上には決して進めないつらい一夜を明かす。

第49話 魂の半身

病に倒れた月影の脳裏を過去の思い出が走馬灯のように駆けめぐる。尾崎一蓮に役者として育てられた月影は、「紅天女」の主役で大人気を博す。だが、速水英介が「紅天女」に惚れ込んだことから悲劇が始まる。

第50話 女神の仮面

マヤの天性の才能に接して、絶望を感じた亜弓は、1度は梅の谷を去ろうとまで決意する。そんな亜弓の苦悩に気付かないマヤに、亜弓の怒りが爆発。2人は取っ組み合いのケンカを始め、胸の内を明かす。

第51話 紅天女

梅の谷において、月影による最後の「紅天女」の上演が始まった。自分の体に残された命の炎の全てを燃焼させるようなその演技は、見る者たちを圧倒する凄まじさだった。だが、芝居の終了と同時に月影は姿を消す。

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